施工実績

1932年（昭和７年）に建設された道道最古の本トンネルは老朽化が著しく、経年劣化した覆工コンクリートのはく落により平成31年1月25日に全面通行止めとなりました。

本トンネルの路線である道道登別港線は、登別漁港やコンクリート工場から室蘭方面へ海産物やコンクリート製品を運搬する際の最短ルートであるとともに、道南バス路線であることから民生の安定上欠かすことのできない路線でした。

本トンネル工事は在来工法で建設され、老朽化が著しい「築後約90年」のトンネルをNATM工法で拡幅する改築工事であり、先行セントル（プロテクタ）で既設トンネルを防護しながら掘進していく特殊な工法で施工しました。工事は2022年10月31日に無事完了し、11月29日に3年10カ月ぶりに開通しました。