環境技術技術・サービス

換気排熱利用

建物内の排出熱を有効利用し、省エネルギーを実現

エネルギーの無駄を減らし、地球環境に配慮した省エネルギーの暖房方式として、期待されています。

換気廃熱利用とは

換気排熱利用とは、建物内で排出される空気に含まれる熱を回収し再利用することで、エネルギーを節約する方法です。建物内での換気により排出される空気には、冷房や暖房によって加えられた熱が含まれているため、その熱を回収することで建物のエネルギー消費を抑えることができます。
具体的な応用例としては、排出される熱をロードヒーティングなどの熱源として再利用するシステムがあります。ボイラーなどの熱源が一切不要な家計にも地球にも優しい21世紀の暖房方式です。

廃熱利用技術について

技術の概要

廃熱利用技術は、ロードヒーティング以外にも、住宅のスノーダクトの凍結防止、ビルの屋上笠木や窓周りの雪庇予防、ルーフドレインの凍結防止など、様々な箇所で活用が可能です。
このシステムは北欧住宅研究所と伊藤組土建とが共同開発し、特許を取得しています。(特許第4397427号)

経済効果

灯油式ロードヒーティングに比べ、ランニングコストを約89%削減できます。また、灯油ボイラーやタンクの設置も必要ありません。

環境効果

屋外に捨てられていた熱の約6割を有効に回収・利用することができます。36㎡の部屋をロードヒーティングする場合、1ヵ月あたりの二酸化炭素削減効果は265.2kgに相当します。これは普通自動車で1,378kmの走行分に相当します。

施工事例

建築物笠木の融雪例

医療法人 札幌山の上病院 様(札幌市西区)|2010年秋導入

傾斜地や狭小地での増築工事の要望に対し、増築部の1階に車路を設けて駐車場へ車両を誘導することになりました。 車路上には、雪が積もった場合の雪庇に備え、病院内ディールームの換気廃熱を利用した雪庇予防用の笠木を設置しました。

施工箇所は写真の赤字で示した上部のアール部分です。
未施工部分である側面の雪庇が張り出した箇所と比較すると、施工部分の効果は明らかです。

駐車場のロードヒーティング例

医療法人社団 札幌優翔館病院 様(札幌市北区)

トイレや浴室、機械室の排気にこのシステムを設置し、既存9台の灯油ボイラーのうち4台の熱源を換気廃熱に切り替えています。これにより、正面側の駐車場の約45%(写真の奥側)を融雪しています。

商用施設への導入例(札幌市中央区)

既存物件への導入事例です。24時間営業のコンビニエンスストアの換気扇4台のうち、2台にこのシステムを設置し、既存2台の灯油ボイラーのうち1台の熱源を交換して、76㎡分の融雪を換気排熱で実施しています。この結果、ランニングコストが1/2に削減されました。

テラスの融雪例

サービス付高齢者向け住宅 イリス南郷通 様(札幌市白石区)

機械室から発生する廃熱を利用して、テラスの融雪を実施しています。

1階 居室専用テラス融雪

入居者の方々による除雪作業が不要となり、積雪による圧迫感を融雪で排除することができました。(15㎡×5部屋)

1階 通用口前融雪

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