お知らせ
2024.09.30
【旭山動物園で研修会】坂東統括園長から動物園の施設づくりを学ぶ。旭川工業高も訪問
展示方法に工夫を凝らし、入園者数日本一に輝いたこともある旭山動物園(旭川)に動物園の施設整備や環境保全の取り組みを学ぼうと、建築部、土木部、技術部の職員8人が9月20日、同園を訪れました。動物園では坂東元統括園長自らが一行を案内。「動物が生き生きと暮らし、生活の営みを見てもらうことが大事」「オスとメスの出会いを創造することが必要」など展示施設づくりの考え方を詳しく解説していただき、たいへん有意義な研修となりました。
坂東園長の案内で見学したのは、くもざる・かぴぱら館、おらんうーたん館、てながさる館、えぞひぐま館、ぺんぎん館など。くもざる・かぴぱら館では「ロープや矢印の色や形が違うのは、動物の動き、骨格が違うから」と説明。小川に魚も入れている、えぞひぐま館は「自然に近い状態で漁もできるようにすることで、クマの自然な動きが出る」というお話を伺いました。
このほか、女性トイレは一方通行として混雑緩和を解消していることや、施設づくりに女性技術者のセンスが光ったこと、コンクリート打ち放しなら、施設が多少老朽化してきても来場者の気になりにくいことなど、多くの貴重なお話を聞くことができました。引率した技術部担当部長 橋本 一は「実際に施設が利用されている現場を見ながら、運営する方々の深い知見や意見を伺うのは大きな学びになる。今後もこのような機会を積極的につくっていきたい」と話しました。
また、研修にあわせて、旭川工業高校OBの小川優斗(土木部)、秋好優輝(土木部)、杉下来輝(建築部)が母校を訪問。卒業後の元気な姿を見せ、当社での仕事内容や福祉厚生などを担当教諭に説明しました。同行した土木部次長 今井一晶は「当社で働く卒業生の声を届ける貴重な機会となった。これからも社員と母校の絆を大切にしていきたい」と話しました。