お知らせ

令和3年度土木学会賞において、弊社を含む共同企業体で施工した音中トンネル工事と里塚地区市街地復旧事業が技術賞を受賞しました。
技術賞とは、土木技術の発展、社会の発展に貢献したと認められた画期的な技術に対して贈られる賞で、インフラの計画設計施工やメンテナンスなどが対象です。

音中トンネル工事は2010年度に着工し、2022年6月に竣工した、実に12年もの歳月をかけた延長4686メートルのトンネル工事です。
蛇紋岩層というもろくて崩れやすい性質の地層に加え、掘削時には地盤のひび割れや隆起などが進行を阻む難工事となりました。断面形状を変更することで強度や変形への抵抗力を高めたり、掘削後に内部が崩れてこないように支えるコンクリートの層を厚くするなど様々な対策を行い、それらの高い技術が評価されました。

また、里塚地区市街地復旧事業は、最大震度7の胆振東部地震により被災した里塚地区の復旧事業です。弊社は里塚地区市街地復旧工事として液状化被害を受けた宅地や道路の地盤改良や公園の整備などを行いました。地域の方々との意見交換を行いながら、これまで築かれてきた地域コミュニティを維持しつつ再建に尽力した取り組みが高く評価されました。

弊社では、今後もすべての工事を最良の品質で竣工させられるよう施工技術の向上に努めてまいります。