環境技術技術・サービス

太陽光発電

自然と共存する持続可能なエネルギー

太陽光発電は、無尽蔵に降り注ぐ太陽光を太陽電池パネルを使って電気に変換するシステムで、クリーンなエネルギーの代表として知られています。
現在、電卓や時計から人工衛星まで、幅広い分野で利用されており、近未来を担う最も有望な新エネルギーです。

太陽光発電は、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出をほとんどしないため、地球温暖化防止や環境保全に大きな役割を果たしています。また、発電所建設時に生じる土地利用や野生生物への影響も少なく、環境に配慮したエネルギー源として注目されています。さらに、太陽光発電システムを使用することで、自給自足や災害時の電力供給などにも役立ちます。環境問題が深刻化する現代社会において、太陽光発電は持続可能な社会を築く上で欠かせない技術として、ますます重要性を増しています。

伊藤組土建は、お客様の業務課題やニーズに応える総合的なシステムの企画・構築・運用・管理を提案するシステムインテグレーターとして、設計・施工、メンテナンスまで一貫してお客様に最適な太陽光発電システムのご提供が可能です。

施工事例

メガソーラー

伊藤組土建株式会社 恵庭太陽光発電所

当社の遊休地を利用した太陽光発電施設です。架台は、積雪や寒冷などの厳しい気象条件にも対応し、低コストを実現するために「SEPイ型架台」を採用しています。停電時に携帯電話やEV、PHEVなどに給電できる100V/200Vの設備を設置しており、万一の災害時には発電した電力を地域の皆さまに役立てていただける発電施設となっています。

所在地 北海道恵庭市
発電規模 1,285.2kW
架台 SEPイ型架台 (当社・株式会社郷葉 共同開発)

ITKソーラー北海道株式会社 北広島太陽光発電所

傾斜地や貯水池にも効果的にモジュールを配置した太陽光発電施設です。

所在地 北海道北広島市
発電規模 1,693.44kW
架台 SEPイ型架台(当社・株式会社郷葉 共同開発)

ITKソーラー北海道株式会社 新ひだか太陽光発電所

太平洋に近接しているため、潮風による塩害が問題となりますが、その対策として塩害腐食耐性モジュールを採用しました。

所在地 北海道新ひだか町
発電規模 759.36kW
架台 SEPイ型架台(当社・株式会社郷葉 共同開発)

釧路町別保地区太陽光発電所

架台は、砂地や泥炭地などの軟弱地盤や傾斜地など、さまざまな地形に柔軟に対応できる「TIS・Sシステム」を採用しました。

所在地 北海道釧路町
発電規模 848.64kW
架台 TIS・Sシステム(トヨタ自動車北海道株式会社・当社・札幌電鉄工業株式会社 共同開発)

建物への設置

池田煖房工業株式会社様本社ビル

当社が設計施工したオフィスビルで、屋上と壁面に207枚のソーラーパネルを設置し、創エネルギーの一つとして活用しています。また、他の省エネ・創エネ設備と合わせて、省エネルギー率67%、創エネルギー率38%を実現し、ZEB認証とBELS最高評価5つ星を取得しています。

所在地 札幌市北区
発電規模 94.19kW

北海道洞爺湖サミット国際メディアセンター

環境間題を主要テーマの一つとして2008年に開催された、北海道洞爺湖サミットの国際メディアセンター(仮設施設)で、壁面(透過型・一般型)および屋上にソーラーパネルを設置しました。
ソーラーパネルは、サミット終了後に札幌市内の大学施設などでリユースし、環境負荷低減への配慮を行いました。

所在地 北海道留寿都村
発電規模 50kW

サミット終了後のソーラーパネルのリユース
(札幌大学大学会館/札幌市豊平区)

伊藤110ビル

創業110周年を記念して、札幌駅北口に建設したオフィスビルでは、屋上に設置した8面体のソーラータワーに120枚、壁面に156枚、合わせて276枚のソーラーパネルを設置しています。

所在地 札幌市北区
発電規模 30kW

屋上のソーラータワー(13kW)

外壁面の太陽光パネル(14kW)

架台

メガソーラー架台の開発

伊藤組土建は、建設業者として長年メガソーラーに関わってきた強みを生かし、北海道の気候と特性に配慮し、低コストかつ工期短縮を実現する2タイプのメガソーラー基礎・架台を開発しました。
これにより、より効率的で安定的なメガソーラーの建設が可能となりました。

SEPイ型架台
− 積雪寒冷地の厳しい条件をクリアし低コストを実現したメガソーラー用架台 −

当社と、小型鉄塔工事を手がける(株)郷葉は、支柱を減らしコストダウンと工期短縮を実現する「SEPイ型架台」を共同開発しました。
この架台は従来の一般的な工法に比べ、強度を保ちつつ基礎数を半減させることで部材を大幅に削減、コンクリート使用量も約10分の1となり、メガソーラー設置の大幅なコストダウンを可能としました。
架台は側面から見るとカタカナのイの字に見えることから製品名を「SEPイ型架台」としました。
意匠登録第1473933号・意匠登録第1479026号・意匠登録第1480514号

「SEPイ型架台」の特徴とメリット
  • 基礎数の半減により大幅な工程短縮とコスト削減が可能です。
  • 基礎柱数が少なく、積雪や凍結深度に対応しやすいため、寒冷地での太陽光発電架台に最適です。
  • 傾斜地や荒地など、さまざまな支持地盤に設置ができ、撤去も簡単に行えます。

TIS・Sシステム
− 短期間で設置でき複雑な地形や景観にもフィットする太陽光パネル設置工法 −

当社と、トヨタ自動車北海道(株)、札幌電鉄工業(株)は、従来太陽光発電パネル設置に不向きとされた泥炭地などの軟弱地盤、起伏のある土地に簡易かつ環境負荷の少ない形で地上設置するために設計された「TIS・Sシステム(Toyota Itogumidoken Sapporo-dentetsukougyou Solar System)」を共同開発しました。
パネル列を斜めに配置し、相互間に隙間をあける独自の形態により、直線的で人工的な従来の配置形態に比べ、有機的で景観になじみやすく、傾斜地盤に沿って緩やかに波打つように太陽光パネルが並ぶため、その姿は他の太陽光発電施設とは大きく異る雰囲気を持っています。
特許第5986409号・特許第6042822号・特許第6239508号・特許第6382015号

「TIS・Sシステム」の特徴とメリット
  • 起伏のある地形や緩やかな斜面、軟弱な地盤にも最適な架台で、土地の有効活用が可能です。
  • 短い時間での施工が可能であり、移設や撤去も容易です。
  • 撤去時には廃材が残らないため、環境に配慮した対応が可能です。
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